ネットを見ていると、やたら出てくる。
「Cookieをすべて許可しますか?」
昔から何となく押していたけど、正直なところ、僕はCookieが何なのかちゃんと分かっていなかった。
なんとなく、
「セキュリティ関係の確認なんかな?」
とか、
「許可せんかったら、このサイトちゃんと表示されへんのかな?」
くらいに思っていた。
僕自身、ネット上のプライバシーをそこまで神経質に気にするタイプでもない。
見られて困るようなものもないし、サイトがちゃんと動かなくなる方が面倒。
だから毎回、
「まあ、とりあえず全部許可しとこ」
で終わっていた。
それにしても、どこのサイトを見ても出てくる。
そのうち、許可するかどうかより先に思った。
そもそもCookieって何なん?
Cookieは「許可証」みたいなものではなかった
僕が勝手に想像していたものとは、ちょっと違った。
Cookieはざっくり言えば、Webサイトを使った時の小さな情報をブラウザ側に保存して、次にそのサイトを使う時などに利用する仕組みらしい。
たとえば、
- ログインしている状態を維持する
- 言語や表示の設定を覚える
- ショッピングカートの中身を保持する
- どのページが見られたかを分析する
- 広告を表示するための情報として使う
みたいなことに使われている。
つまり僕が思っていた、
「このソフトに権限を与えますか?」
みたいな話ではなかった。
Cookieという言葉だけは何年も前から知っていたのに、完全に自分の中で勝手な意味を作っていたらしい。
「全部許可」と「必須だけ」は何が違う?
Cookieの画面を見ると、
「すべて許可」
「必須のみ」
「設定する」
みたいな選択肢が出てくることがある。
ここも今までほとんど気にしていなかった。
Cookieには、サイトを普通に使うために必要なものもあれば、アクセス解析や広告などに使われるものもある。
だから「必須のみ」を選べば、サイトの基本的な機能に必要なCookieだけを使って、それ以外は許可しない、という考え方になる。
逆に「すべて許可」を押せば、サイト側が用意している分析や広告などのCookieについても許可することになる。
ただし、
「全部許可したら、自分の個人情報を何でも見られる」
という意味ではない。
何を保存して、何に利用するかはサイトやCookieの種類によって違う。
このあたりを知って、僕が一番思ったのは、
「ああ、俺が勝手に思ってたやつと全然違うんやな」
だった。
なんで最近こんなに出てくるのか
もうひとつ疑問だったのがこれ。
昔からCookieという言葉はあったのに、なんで最近はサイトを開くたびに確認されるのか。
これはCookieが最近できたからではなく、プライバシーやネット上のデータの扱いについて、利用者に説明したり選択してもらったりする考え方が広がったことが大きいらしい。
だから今まで裏側で普通に使われていたものが、
「こういう目的で使いますけど、いいですか?」
と表に出てくるようになった。
仕組みが分かると、あの鬱陶しいポップアップも少しだけ意味が分かる。
鬱陶しいこと自体は変わらんけど。
で、結局これからどうする?
ここまで調べた上で、僕の行動が劇的に変わったかと言われれば、変わってない。
僕は今でも、別に全部許可してもそこまで気にしない。
ただ、これから画面を開いた時に、
「必須のみ」
がパッと目に入ったら、たぶんそっちを押すと思う。
理由も大したものではない。
「必要なやつだけでええなら、それでええやん」
くらい。
わざわざ設定画面を開いて一個ずつ確認するほど気にはしていないし、「全部許可は危険だから絶対やめた方がいい」と言うつもりもない。
人によって気にする程度は違うと思う。
僕の場合は、
何も分からず全部許可していた状態から、何を聞かれているのか分かった上で選べるようになった。
それだけで十分だった。
知ってる言葉ほど、意外と説明できない
Cookieに限らず、こういうことって結構ある。
毎日のように見ている言葉だから、なんとなく意味も分かっているつもりになる。
でも、
「じゃあ、それ何?」
と聞かれたら説明できない。
以前、5Gって結局何が変わる?実際に使って感じた現実を書いた時も似たような感覚だった。
5GもCookieも、名前だけはずっと知っていた。
でも一度ちゃんと調べてみると、
難しいというより、勝手に違うものを想像していただけだった。
ネットを使っている限り、Cookieの表示はこれからも見ると思う。
たぶん僕はこれからも、
「また出てきたわ」
と思いながら押す。
ただ今度からは、少なくとも、
何を許可しているのか全く分からないまま押すことはなくなった。

