ハーレーのブラックエンジンって、かっこいい。
僕のFXDLSもエンジン周りは黒で統一されていて、そこがかなり気に入っている。
ただ、黒いエンジンって時間が経ってくると、どうしても少しずつ白っぽくなってくる。
僕のFXDLSも、特にプライマリーケースやヘッドカバーみたいな面積の大きいところが、少し白ボケしてきていた。
汚いってほどではない。
でも、なんとなく黒が浅い。
そんな時にYouTubeのキシチューブで、KUREのスーパーシリコンスプレーを使ってブラックエンジンをきれいにしている動画を見た。
「これ、めっちゃええやん」
と思って、僕もやってみることにした。

施工前の全体。白ボケ自体は写真では分かりにくいけど、実車ではエンジン周りの乾いた感じが少し気になっていた。
買ったのはKUREじゃなくてPRO-ACT
キシチューブで使われていたのは、KUREの「スーパーシリコンスプレー」。
ただ、ホームセンターに行った時に見つけたのが、PRO-ACTのシリコンスプレーだった。
420mlの無溶剤タイプで、缶の表示を見るとシリコーンオイルを使ったツヤ出し・潤滑などに使える商品。
以前からシリコンスプレー自体は釣り道具のメンテナンスなどで使っていたので、どういうものかはある程度分かっていた。
そこで、
「ブラックエンジンをきれいにするだけなら、これで十分ちゃう?」
と思って、PRO-ACTを買ってみた。
僕が買ったのは、細いノズルを折りたためる2WAYタイプ。
普通のタイプより少し高かったけど、細かいところに使いやすそうだったのでこっちにした。

今回使ったのは、PRO-ACTのシリコンスプレー。2WAYノズル付きの無溶剤タイプ。
ちなみにKUREのスーパーシリコンスプレーは、公式ではシリコーンオイルに加えてシリコーンレジンも配合されていて、耐久性・滑走性・耐水性・耐熱性を高めたプレミアムタイプ。
なので、PRO-ACTとKUREスーパーシリコンスプレーを「中身も性能も同じ」と言うつもりはない。
ただ、今回の僕の目的は潤滑性能を求めることではなく、
白ボケしてきたブラックエンジンを、もう少しきれいな黒に戻したい。
これだけ。
その用途では、今のところPRO-ACTで十分満足している。
とりあえず軽く吹いて、ブラシで伸ばす
作業自体はかなり適当だ。
まず、ブレーキ周りやステップなど、シリコンが付いてほしくない場所にはタオルをかけておく。
その状態でエンジン全体に軽くシリコンスプレーを吹く。
あとは洗車ブラシを使って、冷却フィンの隙間や細かいところまで伸ばしていく。
ウエスが入るところは、最後に軽く拭きながらムラを整える。
これだけ。
細かい場所まで一生懸命磨くというより、
吹く → ブラシでこちょこちょする → 拭けるところだけ拭く。
かなり雑にやっている。
でも、この雑さでできるのがシリコンスプレーの良いところでもあると思う。
テカテカじゃなく、「しっとりしたマットブラック」になった
やってみて一番驚いたのは、ブラックエンジンとの相性だった。
僕はもともと、テカテカした黒よりマットブラックの方が好き。
だからツヤ出し剤を使って、エンジンが妙に光沢のある黒になるのは嫌だった。
でも実際にシリコンスプレーを使ってみると、思っていたより自然だった。
白っぽく乾いた感じが消えて、
しっとり感のあるマットブラック
になる。
新品みたいな真っ黒というより、黒に深みが戻る感じ。
写真では正直、そこまで大きな違いが伝わらない。
でも実車を見るとかなり違う。
特に直射日光が当たった時は、施工前と施工後で黒さの差がよく分かる。
マットブラックの雰囲気は残したまま、白ボケだけが目立たなくなった感じで、僕としてはかなり好みだった。

施工後。写真では伝わりにくいけど、実車では白っぽさが消えて、しっとりした黒に近づいた。
ヒートガードやサイドカバーにも使ってみた
エンジンだけじゃなく、ヒートガードやサイドカバーにも使ってみた。
こういうザラっとした黒い素材は、年月が経つと白っぽくなりやすい。
そこにもシリコンスプレーはかなり効いた。
特にヒートガードは、少ししっとりした黒になる。
もちろん、完全なマット感だけを求める人からすると、若干質感が変わったと感じるかもしれない。
僕はむしろ、少ししっとりした深い黒の方が好きなので、この仕上がりはかなり気に入っている。
まだ1週間、150kmくらい。耐久性はこれから
施工してから、この記事を書いている時点ではまだ1週間程度。
走行距離も150kmくらいしか走っていない。
今のところ問題はない。
拭きムラっぽいところが出ても、もう一度ウエスで軽く拭けばきれいになる。
ただし、どれくらい持つのかはまだ分からない。
雨に当たった時や、何度も洗車した後にどうなるかもこれから。
なので、「一回やればずっときれい」とまでは言えない。
ちなみに、シリコンスプレーを使う前にはフォームガンでの泡洗車も試している。
→ ハーレーを泡洗車してみた。結局、あまり濡らさないことにした。
この辺は今後乗りながら見ていこうと思っている。
安いから、気軽に使えるのがいい
今回使ったPRO-ACTのシリコンスプレーは、KUREのスーパーシリコンスプレーよりかなり安価な部類。
KUREスーパーシリコンスプレーは耐久性や耐水・耐熱性を高めた上位商品なので、単純な価格だけで比べるものではないと思う。
ただ僕の場合、
「白ボケしてきたブラックエンジンをきれいにしたい」
という目的なので、今のところPRO-ACTで十分。
何より、値段をあまり気にせず使える。
キシチューブみたいに、
「ドバーっといってまえ」
くらいの感覚で使えるのがいい。
むしろ、こういう作業は細かく神経質にやるより、
雑な人ほどシリコンスプレー向いてるんちゃうか。
とすら思う。
僕にはかなり合っている。
ただし、滑ると危険な場所には絶対つけない
シリコンスプレーは、表面を滑りやすくするものでもある。
なので、ブレーキディスクやブレーキパッド、タイヤ、ステップなど、滑ると危険な場所には付着させない方がいい。
僕も作業する時は、その辺りにタオルをかけてからスプレーしている。
ブラックエンジンをきれいにするために、ブレーキまで滑るようになったら笑えない。
ここだけは、雑にやる僕でも気をつけている。
白ボケが気になるなら、一度やってみてもいいと思う
ブラックエンジンの白ボケって、性能には何の関係もない。
でも、せっかく黒いエンジンなら、やっぱり黒く見えてほしい。
僕の場合は、シリコンスプレーを使っただけでかなり満足できる見た目になった。
特別な施工もいらない。
高価なコーティング剤でもない。
吹いて、ブラシで伸ばして、軽く拭くだけ。
もちろん、長期的な耐久性はまだ分からないし、ヴィンテージっぽいヤレた質感が好きな人には必要ないと思う。
でも、
「マットブラックは好き。でも白ボケは嫌。」
という僕みたいな人には、かなり相性のいい方法だった。

