1級土木施工管理技士の第一次検定。
僕は講習にも行かず、塾のようなものも使わず、完全独学で受験した。
本格的に勉強を始めたのは、試験の1か月ちょっと前。
平日の仕事が終わって、家で子どもを寝かしつけてから、だいたい2時間くらい。
休日は釣りに行きたいので、基本的に勉強しなかった。
それでも、本番後の自己採点では9割を超えた。
特別な勉強法をやったわけではない。
僕がほぼひたすらやっていたのは、
過去問。
これだけだ。
まず参考書を読む、はやらなかった
資格試験の勉強というと、
最初に分厚い参考書を最初から最後まで読んで、
内容を理解してから過去問へ進む。
そんなイメージがあるかもしれない。
僕は逆だった。
最初から過去問をやる。
分からない問題が出てきたら、その時に調べる。
知らない工法が出てきたらネットで検索する。
見たこともない言葉が出てきたらYouTubeで探す。
そして、
「なるほど。だからこの答えになるんか」
と理解してから次へ進む。
僕はもともと丸暗記より、
なぜそうなるのかを理解したいタイプ
なので、このやり方が合っていた。
以前、
という記事にも書いたけど、理由が分からないまま覚えるのが苦手だ。
逆に、一回仕組みが分かれば忘れにくい。
過去問は8年分くらいやった
僕が使ったのは、過去問をまとめた問題集。
たしか8年分くらい収録されていたと思う。
これを基本に勉強した。
ただし、
「8年分を何周も何周もやった」
という感じではない。
ちゃんと問題として解いたのは、実質2周くらいだった。
1周目は、問題集に答えを書かない
最初の1周目は、問題集にはできるだけ書き込まなかった。
答えは別の紙に書く。
そうすれば、もう一度同じ問題を解く時に答えが見えない。
まずは普通に問題を解いて、
分からないところを調べながら進めていった。
2周目は、正解だけじゃなく「どこが間違いか」を書き込んだ
2周目では、問題集に直接書き込んだ。
ただ、
「答えは3番」
だけではない。
間違っている文章の、どこが間違っているのか。
そこまで書いた。
これが結構大事だったと思う。
1級土木施工管理技士の一次試験は、
4つの文章を見て、その中から誤っているものを選ぶような問題が多い。
過去問と全く同じ文章が、そのまま出てくるとは限らない。
むしろ、
過去に正しかった文章の一部分が変わって、今度は誤りになっている。
逆に、以前誤りだった部分が直されて、正しい文章として出てくる。
そんな問題が多い。
だから、
答えの番号だけ覚えても意味がない。
「この文章なら、ここがおかしい」
まで分かっていないと、本番で少し変えられただけで対応できなくなる。
3周目は「解く」というより眺めた
3周目は、最初から全部解き直したわけではない。
2周目で書き込んだ内容を見ながら、ざっと流していった。
その時に考えていたのは、
「この問題を作り変えて出すなら、次はどこを変えてくるかな」
ということ。
ここの数字を変えてくるか。
この言葉を逆にするか。
この条件を入れ替えるか。
そんなことを考えながら問題を見る。
結果的に4周もしていないと思う。
それでも十分だった。
過去問だけでいける。ただし丸暗記では無理
僕は今でも、
一次試験は過去問中心で十分だと思っている。
少なくとも合格ラインを狙うだけなら、かなり強い方法だと思う。
ただし、
「過去問の答えを全部覚えればいい」
という意味ではない。
本番で一言一句同じ問題が大量に出てくるわけではない。
同じような4つの文章でも、
正誤を入れ替えてきたり、
一部だけ変えてきたりする。
だから最低限、
何が正しくて、何が間違っているのかを判断できる程度の応用力
は必要になる。
完全コピーの暗記だけでは厳しいと思う。
現場経験は、一次試験ではほぼ関係なかった
僕自身、建設会社で施工管理をしている。
重機にも乗る。
でも、一次試験の勉強をしていて、
「現場やってるから余裕やな」
とは全く思わなかった。
むしろ、現場経験だけでは知らないことだらけだった。
土木と言っても範囲が広すぎる。
道路。
河川。
砂防。
トンネル。
橋。
コンクリート。
舗装。
法規。
その他にも色々ある。
これを全部、実際の現場で経験している人なんかほぼいないと思う。
僕自身も地方の施工管理について、
という記事を書いたけど、普段の仕事で関わる工種なんて土木全体の一部にすぎない。
だから一次試験に関しては、
現場経験より、ちゃんと試験勉強したかどうか。
こっちの方が大きいと思う。
専門土木は、むしろ過去問で点を取りやすかった
僕が特に過去問の効果を感じたのが、専門土木だった。
内容だけを見ると難しい。
知らない工法もいっぱい出てくる。
でも実際に過去問をやっていくと、
過去問の少し変形したような問題がかなり多い。
しかも選択問題。
過去問で何度も見た内容を選んで、
全く知らない問題は選ばなければいい。
僕はこのやり方で、専門土木はほぼ満点だった。
難しそうに見えるけど、
過去問をしっかりやっている人にとっては、むしろ得点源にしやすい分野だと思う。
力学は、僕なら捨てる
逆に、
僕なら無理に時間を使わない
と思うのが力学だ。
これは特に文系出身だったり、数学や物理が苦手な人には結構しんどい。
もちろん、時間をかければ理解できると思う。
でも問題数はそこまで多くない。
一次試験は満点を取る試験ではない。
合格点を取ればいい。
それなら、
力学を完全に理解するために何時間も使うより、
他の過去問を確実に取れるようにした方が効率がいい。
僕なら分からなければ、
4択なので直感で選んで25%を取りに行く。
そのくらいの割り切りでいいと思っている。
講習や高い教材は、僕には必要なかった
僕個人の経験だけで言えば、
一次試験のために高い講習へ行ったり、教科書的な教材を何冊も買ったりする必要は感じなかった。
過去問集が一冊あればいい。
分からないところはネットで調べればいい。
今ならAIに聞いてもいいと思う。
僕が1級土木の一次を受けた時は、まだChatGPTを勉強には使っていなかった。
今年、別の資格試験の勉強ではAIをかなり使ったけど、
「なぜこの答えになる?」
をその場で聞けるのはかなり便利だった。
今もう一度1級土木を受けるなら、たぶん過去問+AIで勉強すると思う。
ただ、独学が全員に合うとは思わない
ここまで書いておいてなんだけど、
独学が絶対に一番いいとは思っていない。
僕は大学受験も完全独学だった。
塾や予備校には、生まれてから一度も行ったことがない。
だから、
「自分で問題を解く」
「分からないところを自分で調べる」
「何を優先して勉強するか自分で決める」
というやり方に慣れている。
今まで独学で試験勉強をしたことがない人なら、
講習などを使った方が進めやすい場合もあると思う。
でも、
独学じゃ無理なんじゃないか。
と最初から身構える必要はない。
僕なら、参考書より先に過去問を買う
これから1級土木施工管理技士の第一次検定を受けるとして、
僕ならもう一度同じやり方をする。
過去問を買う。
まず解く。
分からないところだけ調べる。
間違えた理由を書く。
もう一回やる。
最後に、
「次はどこを変えて出してきそうか」
まで考えながら流す。
これで十分だと思う。
少なくとも僕は、
試験前1か月ちょっと、平日夜を中心に勉強して、自己採点9割以上。
だった。
一次試験は、
全部を完璧に覚える必要はない。
満点を取る必要もない。
まず過去問をやる。
僕なら、そこから始める。

