フカセ釣りのウキって、同じ「01」なら同じように浮く。
最初はそんなイメージを持っていた。
でも、実際に釣りをしていると、同じウキでも日によって浮き方が違う。
同じ場所でも、時間が変わるとまた違う。
だから僕は、ウキに書いてある浮力表示だけで決めるというより、
その日の海で、自分が狙っている浮き方になるかどうか
を見ながら選ぶことが多い。
もちろん、これは僕のやり方。
ウキの使い方なんて人それぞれだし、ガン玉を使って細かく調整する人もいれば、もっと沈める釣りが好きな人もいる。
僕はただ、今のところこのやり方が自分に合っている。
最初はZERO紺水01から入ることが多い
特に理由がなければ、最初はZERO紺水の01から始めることが多い。
僕の中では、
超安定型のウキ
というイメージがある。
風で道糸を取られるような状況でも、一回ちゃんと座らせてしまえば、掴んだ潮を離しにくい。
道糸の置き場所さえ合っていれば、多少状況が変わっても勝手に対応してくれる感じがある。
だから、
「まだその日の海がよく分からん」
という最初の一個として使いやすい。
もちろん、どんな状況でもこれ一本という意味ではない。
あくまで僕にとって、スタート地点にしやすいウキというだけ。
理想は、水中にいるけど目で追える状態
僕は、ウキを完全に水面へ浮かせたまま釣るより、少し水中に入っている状態が好き。
言葉で表すと、
ウキ全体は水中にいる。でも細かいアタリは目で追える。
そのくらい。
使うウキによって理想の位置は少し変わるけど、基本的にはかなり浅いところに見えている状態が好きだ。
たぶん1ヒロ以上ウキが潜ってしまうと、僕には見づらい。
その理由は単純で、
僕はウキがスパッと視界から消えるアタリが大好きだから。
この「ウキが消える瞬間」がなんでこんなに好きなのかは、別の記事でも書いている。
せっかくウキを使っているなら、あれを見たい。
だから必要以上に沈める釣りは、あまり好みじゃない。
同じ01でも、その日の浮き方は違う
釣り仲間と話していると、
「今日は潮が軽いな」
「今日は重いな」
みたいな言い方をすることがある。
実際、同じウキ、同じ浮力を使っていても、日や時間によって浮き方が変わる。
もちろん、潮の流れ方そのものでもウキの動きは変わる。
それだけじゃなく、僕自身は海水の状態も関係しているんじゃないかと思っている。
海水は塩分濃度などによって密度が変わるので、理屈として浮力に影響する要素はある。
ただ、僕が実釣で感じている「今日は軽い」「今日は重い」という差が、塩分濃度だけで説明できるのかまでは分からない。
なのでここは、
「僕はそういう影響もあるんちゃうかなと思っている」
くらいに考えている。
大事なのは理由を決めつけることではなく、その日のウキが実際にどう浮いているかを見ること。
01から02にするとは限らない
ZERO紺水01を使っていて、
「もうちょっと沈んでほしいな」
となったとする。
その時、単純にZERO紺水02へ変えることもある。
でも、それだけではない。
ZERO紺水競技の01にすることもあるし、紺水01に変えることもある。
同じ01でも、ウキの種類が変われば動き方も変わる。
その日の潮によって、
「今日はこっちの方が合うな」
と感じるものも違う。
正直、
毎回試している。
これを使えば絶対こうなる、みたいな決まりは自分の中でもそんなにない。
実際に入れてみて、
「違うな」
と思ったら替える。
その繰り返し。
沈みすぎる時も、同じように逆方向へ試していく。
アタリがないからウキを替えるわけではない
僕がウキを替えるタイミングは、
「魚が釣れないから」
という理由ではあまりない。
それより、
自分が狙っている浮き方になっているか。
こっちの方が大きい。
風が強くなった。
風が弱くなった。
潮が変わった。
魚の活性が変わった。
足元から沖狙いに変えた。
そんな時に、
「今のウキのままやと、ちょっとやりにくいな」
となれば替える。
魚が食わない原因なんて、ウキだけじゃない。
だからアタリが出ないだけで、すぐウキを疑うことはあまりない。
同じように、釣れないからといって僕はすぐハリスを細くするわけでもない。
あえて浮かせることもある
いつも水中へ少し入れる状態を狙っているとはいえ、あえてプラス浮力のウキを使うこともある。
例えばG2up。
少しプカンプカンさせて、アタリを分かりやすくしたい時。
あえてウキを浮かせて、ウキに仕掛けを引っ張らせるような感じで使うこともある。
それで少し誘いになるんちゃうかな、と思ってやっていることもある。
それが本当に良いのか悪いのかは知らない。
でも、魚が反応したら面白い。
僕の釣りは、そのくらいの感覚でやっている。
ガン玉は、できるだけ使いたくない
僕は基本的に、ガン玉なしで釣ることが多い。
理由はいくつかある。
一番は、
できるだけ余計な重さがない方が、マキエとサシエを自然に同調させやすいんちゃうか
と思っているから。
マキエは海の中を自然に落ちていく。
そこへサシエもできるだけ同じように入ってほしい。
だから、必要がなければオモリを付けたくない。
もうひとつ理由がある。
ガン玉調整するのがめんどくさい。
これはかなり大きい。
ガン玉を付けたり外したりして細かく合わせるより、
「このウキ違うな」
と思ったらウキごと替える方が、僕には楽。
もちろんガン玉を使って細かく調整する釣り方もあるし、その方がやりやすい人もいると思う。
僕はただ、この方が好きなだけ。
道糸の置き場所は、言葉にするのが難しい
ZERO紺水が使いやすいと言っても、
「道糸の置き場所さえ間違わなかったら」
という前提がある。
じゃあ、どこへ置けばいいのか。
これがなかなか説明しづらい。
潮向き、風、サラシ、仕掛けを入れたい場所。
全部を見ながら、
「今はここやな」
と決めている。
完全に経験からくる状況判断だと思う。
一緒によく釣る相方とは、
「今ここやな」
という意見がだいたい一致する。
でも、別の釣り仲間だと、
「ん?😐」
となっていることも結構ある。
逆に僕も、その人の置き方を見て、
「そこなんや」
と思うことがある。
こういうところも、釣りの面白いところだと思う。
正解を探しているわけではない
僕はこの釣り方が正解だとは思っていない。
01から始めない人もいる。
もっと沈める人もいる。
ガン玉を細かく打つ人もいる。
ウキなんてほとんど見ない人もいる。
それで魚が釣れて、その人が楽しいなら、それでいい。
僕の場合は、
ウキが水中に少し入って、細かい動きを目で追えて、最後にスパッと消える。
あの瞬間が好き。
だから、その状態を作るためにウキを替えている。
浮力表示はもちろん見る。
でも最後に決めるのは、海の中に入れた時の実際の浮き方。
同じ01でも、同じようには浮かない。
だから今日も、
「これかな」
「いや、違うな」
とウキを替えながら釣っている。

