ハーレーのファミリー、結局どう違う?FXDLS乗りがスポーツスター・ダイナ・ソフテイル・ツーリングを整理する

ハーレーって、初めて見始めた時がめちゃくちゃ分かりにくい。

スポーツスター。
ダイナ。
ソフテイル。
ツーリング。

ここまではまだいい。

そこから、

FXDL。
FXDLS。
FLSTN。
XL1200。

みたいなアルファベットと数字が出てくる。

さらに、

エボ。
Twin Cam。
Milwaukee-Eight。

キャブ。
インジェクション。

CVO。
Sモデル。

もう何が車種で、何がエンジンで、何がグレードなのか分からん。

僕も学生の頃、最初のハーレーを探していた時はそうだった。

今みたいにYouTubeもAIも身近じゃなかったし、Goobikeで中古車を見ても、

「FXDLって何?」
「FLSTNって何?」
「これソフテイルなん?ダイナなん?」

みたいな状態だった。

FXDLがローライダーで、FLSTNがソフテイルデラックス。

そんなの最初から分かるわけない。

今はある程度法則も分かるし、車種コードを見ただけで「ああ、あれか」と分かることも増えた。

でも、改めて考えると初心者にはやっぱりややこしい。

今回は細かい歴史や構造を全部説明するんじゃなくて、

ハーレー全体をざっくり把握するための“地図”

として整理してみたい。


目次

まず、「ファミリー」と「エンジン」と「車種」は別の話

ハーレーのファミリー・車種・エンジン・仕様の違いを示す図

ここを最初に分けた方が分かりやすい。

たとえば僕のFXDLSなら、

  • ファミリー:ダイナ
  • 車種:ローライダーS
  • エンジン:Twin Cam 110

という感じ。

同じダイナでもローライダーもあれば、ストリートボブもある。

同じTwin Cam世代でも96、103、110などがある。

さらに年式によってキャブだったりインジェクションだったりする。

つまり、

「ダイナだからこのエンジン」
「ソフテイルだから全部同じ」

という単純な話ではない。

ここがハーレーをややこしくしているところだと思う。


車種コードは、分かってくると意外と怖くない

昔の僕が一番分からなかったのがこれだった。

FXDL。
FXDB。
FXDWG。
FLSTN。

知らん人からしたら暗号でしかない。

実際、ハーレーの公式資料でもFXDLはDyna Low Rider、FLSTNはSoftail Deluxeという形で車種コードが使われている。

ただし、

「この文字は絶対にこの意味」

と全部を単純に分解できるわけではない。

年代によってコードの使われ方も変わるし、例外もある。

だから最初は、

「ハーレーにはこういう車種コードがあって、慣れるとある程度見分けられる」

くらいで十分だと思う。

これについては別記事でちゃんと整理したい。


スポーツスターは、小さいけどちゃんとハーレー

僕が学生の時に最初に乗ったハーレーは、キャブの1200スポーツスターだった。

当時の僕はニュースクールチョッパーに憧れていたから、本当はソフテイル系が欲しかった。

でも学生には高かった。

現実的に買えるところまで落とすと、スポーツスターだった。

だから僕にとってスポーツスターは、

「ハーレーの偽物」
とか
「ビッグツインとは別物」

みたいな感覚ではない。

普通にハーレーだと思ってる。

ただ、今の僕が乗ると少しこじんまりして見える。

175cmで体格もそこそこある僕からすると、車体も排気量も、

「ハーレーにしてはちょっと小さいな」

と感じる。

もちろん、これは完全に僕の好み。

スポーツスター自体は1957年から続く、ハーレーの中でもかなり歴史の長い系統だ。

昔から比較的軽快でスポーティーな立ち位置を持っている。

今では中古の旧スポーツスターがびっくりするくらい高くなっていて、

「学生やからスポーツスター」

なんて僕が買った頃とは、だいぶ状況も変わった。


スポーツスター・旧ソフテイル・ダイナ・ツーリングの特徴比較

旧ソフテイルは、「ゆったり、ロー&ロング」

僕の中で昔のソフテイルはこれ。

ロー&ロング。

車体が低くて、長く見えて、フォアコンで足を前に投げ出して走る。

直線をゆったり流す。

学生時代にニュースクールチョッパーに憧れていた僕が欲しかったのも、まさにこの世界観だった。

ソフテイルという名前の通り、見た目はリジッドフレームっぽく見せながら、リアサスペンションを目立たない位置に配置する。

僕が昔乗っていたデラックスも、この旧ソフテイル側。

乗り方も雰囲気も、

「速く走る」

というより、

「ハーレーらしいスタイルでゆったり走る」

という印象が強い。


ダイナは、ヤンチャで走れるビッグツイン

一方でダイナは、僕の中ではかなり違う。

一言で言うなら、

適度にスポーティーなビッグツインハーレー。

ツインショック。

ラバーマウントされたビッグツイン。

旧ソフテイルほどロー&ロングに振らず、ストリートでもワインディングでも走れる。

僕のイメージは、

ヤンチャ。
走れる。
暴れ馬。

そんな感じ。

公式の歴史でも、ダイナはエンジンをフレームから隔離するマウント方式を採用し、独自のシャシーとして発展してきた。

僕がSOAなんかを見て憧れたクラブスタイルのハーレーも、このダイナのイメージが強かった。

考えてみれば、

「そんなに走れるダイナが好きならFXDX乗れよ」

って話でもあるけど。笑

でも僕の場合は、

  • 黒いエンジン
  • インジェクション
  • ツインショック
  • ラバーマウント
  • クラブスタイルに合う
  • Twin Cam 110

この辺が全部重なったFXDLSが、一番刺さった。

だから僕は今でもFXDLSを、

ダイナファミリーの頂点。最強のダイナ。

くらいに思っている。

もちろん、これは僕個人の好みの話。

でも、僕がFXDLSに行き着いた理由は、以前の記事でもかなり詳しく書いている。

高くて諦めていたFXDLSが、結局いちばん合理的だった。

Twin Cam 110についてはこちら。

TC110だから選んだんじゃない。でも、ダイナ最終最強エンジンって最高やん。


現行ソフテイルは、僕には「ダイナとの合併」に見える

2018年モデルから、ハーレーは新しいソフテイルプラットフォームを展開した。

新しいシャシーとMilwaukee-Eightを組み合わせたBig Twin cruiserの新世代で、ダイナファミリーはラインナップから姿を消した。

ここからは僕の感覚。

僕には、

「ソフテイルがダイナを自然に受け継いだ」

というより、

「ソフテイルしか作らんようになったから、そこへダイナ側を無理やり合併した」

ように見える。

ローライダー。
ストリートボブ。

ダイナ時代から馴染みのある名前が、新しいソフテイル側に移った。

もちろん、性能やフレーム剛性まで昔のソフテイルと同じという意味ではない。

構造としては完全に新しい世代。

ただ、名前やキャラクターを見ていると、

「ダイナっぽい役割を、新しいソフテイルでやっている」

ようには感じる。

僕はMilwaukee-Eightの現行ソフテイルを所有したことがない。

だから乗り味について、

「ダイナよりこう」
「旧ソフテイルよりこう」

と実体験みたいに言うつもりはない。

そこは実際に乗っている人のレビューや、構造を見ながら別記事で整理したい。


ツーリングは、逆に一番「THE ハーレー」かもしれない

ストリートグライド。
ロードグライド。

僕自身は欲しいと思うタイプではない。

でも、

THE ハーレーって何?

と聞かれたら、むしろツーリング系を思い浮かべる。

あのクソでかいフロントカウル。

大きな車体。

ロングツーリング前提の装備。

あの世界観は、やっぱりハーレー独特だと思う。

実際、ハーレー自身もツーリングカテゴリーを、長距離性能と快適性を重視した系統として位置づけている。

僕の趣味とは少し外れる。

でも、ストグラやローグラを見て、

「これはカッコいいな」

と思うことは普通にある。

欲しいかと言われたら、FXDLSでいいけど。笑


CVOはファミリーではない

これも最初はややこしい。

CVO。

正式には、

Custom Vehicle Operation。

これはスポーツスターやソフテイルみたいなファミリー名ではなく、ハーレーの特別なファクトリーカスタムモデル。

ハーレー自身もCVOを、性能・快適性・デザインを高いレベルまで追求したプレミアムモデルとして位置づけている。

つまり、

「CVOという車体構造がある」

わけではない。

ベースになるモデルがあって、その上にCVO仕様がある。

だからCVOのストリートグライドもあれば、ロードグライドもある。

CVOとSモデルの違い、そしてFXDLSが「ほぼCVO」に見える理由は、こちらの記事で詳しく整理しています。


Sモデルも、ひとつのファミリーではない

僕のFXDLSも、

Low Rider S。

現行にもLow Rider Sがある。

この“S”も、スポーツスターやダイナのようなファミリー名ではない。

モデル名に付く、より高性能・特別仕様寄りのバリエーションとして考えた方が分かりやすい。

ただし、年代やモデルによって中身は違う。

だから、

「Sって付いてたら全部同じ仕様」

ではない。

この辺もCVOと一緒に掘るとかなり面白い。

個人的にはFXDLSを、

「ある意味かなりCVOっぽい存在」

だと思っているけど、それはまた別の記事でちゃんと考えたい。


じゃあ初めてハーレーを買うなら、何から覚えればいい?

僕は、最初から全部覚えなくていいと思う。

エボ。
Twin Cam。
Milwaukee-Eight。

スポーツスター。
ダイナ。
ソフテイル。
ツーリング。

FX。
FL。
XL。

こんなのを先に暗記してからハーレーを探していたら、一生決まらん。笑

まずは、

いろんなハーレーを見てみる。

その中で、

「これカッコええな」

ってビビッときた1台を見つければいい。

好きなハーレーから条件を整理して候補を広げる選び方

たとえば、それがFXDLSだったとする。

そこで初めて、

「FXDLSって何?」
「ダイナって何?」
「Twin Cam 110って何?」

と調べる。

そこからFXDLを見て、

「ローライダーでもこっちはエンジンが黒くないな」

と思ったら、

今度は黒いエンジンの別モデルを探す。

そうやって枝を伸ばしていけばいい。

僕自身も、最初からハーレー全車種を理解してFXDLSを選んだわけじゃない。

条件を一つずつ整理していった結果、

「結局これやん」

となった。

以前、ストリートボブとローライダーSを比べた時もそうだった。

高い方を選んだ。でも、ローライダーSの方が僕には得だった。


ハーレーは、全部覚えてから選ばなくていい

ハーレーはややこしい。

車種名。
ファミリー。
エンジン。
排気量。
年式。
キャブ。
インジェクション。

本気で説明し始めたら、5分では絶対終わらない。

だから、この一記事ですべて説明するつもりもない。

この記事はあくまで地図。

ここから、

ダイナと旧ソフテイルは何が違うのか。

なぜダイナはラバーマウントなのか。

ツーリングもなぜラバーマウントなのか。

Twin Cam 88、96、103、110は何が違うのか。

CVOとSモデルは何なのか。

FXRからダイナ、そして現行ソフテイルへ何が変わったのか。

一つずつ掘っていけばいい。

僕自身、FXDLSから別のハーレーへ乗り換えたいわけではない。

今のところ、僕にとってFXDLSがハーレー選びの終着点だと思っている。

でも、自分が乗っているバイクが、

ハーレー全体の歴史や系譜の中でどこにいるのか。

それを知るのは普通に面白い。

ハーレーは、乗っている時間だけが趣味じゃない。

ハーレーは、乗ってる時間だけが趣味じゃない。ガレージにあるだけで満足できる。

調べて、知って、自分のバイクをもっと好きになる。

このシリーズでは、そんな感じでハーレーを一個ずつ整理していこうと思う。

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この記事を書いた人

建設業で働きながら、ハーレー、釣り、仕事、暮らしの中で実際に経験したこと、試したこと、考えたことを記録しています。正解を押しつけるのではなく、自分なりのリアルな視点で発信するブログです。

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