FXDLSと現行ローライダーSは何が違う?ダイナと2026年FXLRSを比較する

FXDLSと現行Low Rider S。

同じ、

Low Rider S

という名前を持つ2台。

写真だけパッと見たら、

「ん?どっち?」

となるくらい似ている。笑

黒い車体。

小さなフェアリング。

高めのハンドル。

キャストホイール。

低く構えたクラブスタイルっぽいシルエット。

でも、

気になって細部を見ていくと、

「あれ?」

となる。

ツインショックじゃないやん。

そこから先は、

もう全然違うバイク。笑

この記事では、

ダイナ時代の2016〜2017年FXDLSと、

2026年モデルのLow Rider S(FXLRS)

を比較する。

現行モデルは年式によって仕様が変わるので、

ここでは2026年型に限定する。

結論から言えば、

同じLow Rider Sでも、

フレーム。

エンジン。

エンジンの固定方法。

リアサスペンション。

フロントフォーク。

電子制御。

ほぼ全部違う。

それでも、

2台ともLow Rider S。

なぜなのか。

FXDLSに乗っている僕の目線から整理してみる。

目次

同じLow Rider Sでも、ほぼ別のバイク

まず一番大きな違い。

FXDLSはダイナ。

2026年FXLRSはソフテイル。

ここ。

ハーレーに詳しくない人からすると、

「どっちもローライダーSやろ?」

となると思う。

でも、

ダイナと現行ソフテイルは、

同じモデルの新旧というだけではない。

そもそもの車体構造が違う。

FXDLSは、

エンジンをラバーマウントしたダイナフレーム。

左右から見えるツインリアショック。

2026年FXLRSは、

Milwaukee-Eightをフレームへリジッドマウントし、

エンジン内部のバランサーで振動を抑える現行ソフテイル。

リアサスペンションも、

外から2本見えるダイナとは違って、

車体内部に配置されたモノショック。

だから、

名前は同じでも、

構造としてはほぼ別物。

ダイナと旧ソフテイルは何が違う?

でも書いたけど、

このエンジンマウントとリアサスペンションの違いは、

ハーレーのキャラクターを考えるうえでかなり大きい。

初代Low Rider Sは、ダイナ最終期に登場した

最初のLow Rider S、

FXDLSが登場したのは2016年。

ダイナファミリーが終了する直前の時代。

Screamin’ Eagle Twin Cam 110。

Premium Rideカートリッジフォーク。

窒素ガス入りエマルジョンリアショック。

フロントダブルフローティングディスク。

ABS。

クルーズコントロール。

Screamin’ Eagle Heavy Breather。

Magnum Goldのキャストホイール。

ブラックアウトされた車体。

そして、

Fat Bob系の2into2マフラー。

当時のHarley-Davidsonは、

FXDLSをSシリーズ3台目のモデルとして、

性能を重視したダイナとして送り出している。

詳しくは、

FXDLSとTwin Cam 110の記事

や、

CVOとSモデルの違い

でも整理している。

ちなみに、

FXDLSのフロントフォークは、

正立。

ここは現行Low Rider Sと見分けるポイントの一つ。

今の僕のFXDLSは、純正状態ではない

ここも先に書いておく。

僕のFXDLSは、

今の姿のまま純正ではない。

購入時点ですでに、

ハンドルとリアサスペンションが変更されていた。

現在は、

10インチライザー。

1インチプルバック。

2.5インチライズのハンドルバー。

Memphis Shades Road Warrior 15インチ。

Bassani Road Rage II Mega Powerの2into1。

YSS RZ362。

という仕様。

だから、

今の僕のFXDLSを見て、

「純正FXDLSってこんなにリア高かったんや」

とか、

「純正からこんなにハンドル高かったんや」

と思ったら違う。

この記事でスペックを比較する時は、

純正FXDLSと2026年純正FXLRS

で比べる。

僕の実車について話す部分だけ、

現在のカスタム状態を前提にする。

Low Rider Sは、ソフテイルになって復活した

ダイナファミリーは、

2017年モデルを最後に終了した。

そして2019年、

Harley-Davidsonは、

2020年モデルとしてLow Rider Sを復活させる。

ただし、

もうダイナではない。

新しいソフテイルシャシー。

Milwaukee-Eight。

モノショック。

倒立フォーク。

Harley-Davidson自身も、

ダイナ時代のLow Rider Sが持っていたスタイルと、

パフォーマンス優先のキャラクターを、

ソフテイルシャシーへ持ち込んだモデルとして説明していた。

つまり、

名前と思想は継承した。

でも、

構造は作り直した。

この理解が一番分かりやすいと思う。

ダイナから現行ソフテイルへどう変わったのかは、

FXRからダイナ、現行ソフテイルへ。ハーレーの「走れるビッグツイン」はどう変わった?

でも整理している。

FXDLSと2026年FXLRSを比べるとこうなる

2016年FXDLSと2026年FXLRSを側面から比較し、ダイナの正立フォークと外側ツインショック、現行ソフテイルの倒立フォークとモノショックなど、Low Rider Sの見た目と思想を受け継ぎながら車体構造が大きく変わったことを示した図。

大きな違いを並べると、

こんな感じ。

項目2016 FXDLS2026 FXLRS
モデルDyna Low Rider SLow Rider S
ファミリーDynaSoftail
エンジンScreamin’ Eagle Twin Cam 110Milwaukee-Eight 117 High Output
排気量1,801cc1,923cc
バルブ2バルブ/気筒4バルブ/気筒
エンジン固定ラバーマウントリジッドマウント+内部バランサー
リアサス外側ツインショックモノショック
フロント正立カートリッジ式43mm倒立カートリッジ式
フロントブレーキダブルディスクダブルディスク
純正マフラー2into22into1
燃料容量約17.8L18.9L
最低地上高約105mm145mm
主な電子装備ABS・クルーズコントロールABS・トラクション制御・ライドモード・TPMSなど

こうして見ると、

「同じLow Rider Sやのに、こんな違うん?」

となる。

僕もなる。笑

重量とシート高は、そのまま比べない方がいい

スペック表を作る時に、

ちょっと注意したい数字もある。

たとえば重量。

2016年FXDLSの公式資料では、

乾燥重量が約293kg。

2026年FXLRSは、

走行可能状態で304kg。

測っている状態が違う。

だから、

304kgと293kgだけ見て、

「現行の方が11kg重い」

とは言えない。

シート高も同じ。

FXDLSの676mmは、

ライダーが乗車した状態での数値。

2026年FXLRSの715mmは、

非積載状態。

これも、

数字だけ横に並べて、

「39mm高くなった」

とは言えない。

中古車比較では、

こういう測定条件の違いは結構ある。

Twin Cam 110と117 High Outputは、そもそも世代が違う

エンジンも、

ただ排気量が大きくなっただけではない。

FXDLSは、

Screamin’ Eagle Twin Cam 110。

1,801cc。

空冷。

1気筒あたり2バルブ。

そして、

ダイナフレームへラバーマウントされている。

僕が実際にFXDLSへ乗っていて好きなのは、

やっぱりこのエンジンの存在感。

信号待ちで、

エンジンが動いている。

バイク全体が、

「ドッドッドッ」

と生きているように感じる。

走り出しても、

Twin Camらしい大きな鼓動がある。

これは、

スペック表の数字とは別の話。

僕にとって、

FXDLSの大きな魅力。

一方、

2026年FXLRSは、

Milwaukee-Eight 117 High Output。

1,923cc。

4バルブヘッド。

公式値では、

114馬力。

最大トルク173Nm。

しかも、

High Outputという名前通り、

高回転側まで使う性能志向のエンジンになっている。

ただし、

僕は2026年FXLRSに乗ったことがない。

だから、

「FXDLSよりこう感じる」

とは書けない。

公式スペックや構造から見れば、

絶対的な性能はかなり進化している。

そこまで。

一番違うのは、やっぱりエンジンの揺れ方やと思う

FXDLSのラバーマウントエンジンと外側ツインショック、2026年FXLRSのリジッドマウントエンジンと内部バランサー、車体内部のモノショックを比較し、両車で振動処理とリアサスペンション構造が大きく異なることを示した図。

僕が、

「ダイナの何が好きなん?」

と聞かれたら、

いろいろある。

外側ツインショック。

ダイナフレーム。

Twin Cam。

あの機械っぽい見た目。

全部セットでダイナ。

でも、

その中から、

「これ一つ無くなるのが一番嫌」

と聞かれたら、

僕は、

ラバーマウントで揺れるエンジン

を選ぶと思う。

FXDLSのTwin Cam 110は、

フレームへガチッと固定されているわけではない。

ラバーマウントによって、

エンジンそのものが動く。

これが、

アイドリング時の独特な存在感につながっている。

一方、

現行ソフテイルは、

Milwaukee-Eightをフレームへ固定し、

内部のカウンターバランサーで振動を抑える。

考え方が逆。

だから、

同じLow Rider Sでも、

僕にとっては、

ここだけでもかなり違う。

どちらが技術的に優れているか、

という話ではない。

僕がどっちを好きか。

その話。

見た目は、本当にかなり似てる

これは現行Low Rider Sの面白いところ。

僕、

見た目は普通に好き。

全体の雰囲気も。

シルエットも。

ちゃんとLow Rider Sらしい。

写真を小さく見たら、

ダイナのFXDLSなのか、

現行FXLRSなのか、

一瞬迷うこともあるくらい。笑

でも、

細部を見る。

「あ、倒立フォークや」

「あ、リアショック見えへん」

「あ、エンジンM8や」

となっていく。

つまり、

Low Rider Sらしい外観はかなり受け継いでいる。

でも、

中身を見ると完全にソフテイル。

この関係が面白い。

言うなら、

遠目では同じLow Rider Sの血筋に見える。でも、近づくほどダイナとソフテイルの違いが見えてくる。

こんな感じやと思う。

現行型は、走るための性能がかなり進化している

2026年FXLRSの公式スペックを見ると、

Low Rider Sが今も、

かなり走りを意識したモデルなのは分かる。

43mm倒立フォーク。

ダブルディスク。

長めのリアショック。

145mmの最低地上高。

左右31.3度のリーンアングル。

117 High Output。

2into1マフラー。

そして、

電子制御。

ABSだけじゃない。

トラクションコントロール。

コーナリングABS。

コーナリングトラクションコントロール。

ドラッグトルクスリップコントロール。

TPMS。

ライドモード。

さらに、

灯火類はLED。

僕のFXDLSから、

10年分くらいちゃんと進化している。笑

性能だけ見れば、現行を選ぶ理由はかなり多い

もし、

これからLow Rider Sを買う人が、

Twin Camにも、

ダイナにも、

特別なこだわりがないなら。

現行FXLRSを選ぶ理由は、

かなりあると思う。

新車で買える。

新しい安全装備がある。

エンジン性能も高い。

バンク角も取りやすい。

倒立フォーク。

最新の電子制御。

年式が新しいぶん、

中古車特有の経年劣化を気にする要素も少ない。

僕自身、

そこまで高性能な装備は別に求めていない。

でも、

新しくて、維持するうえで安心感がある

というのは素直に魅力。

古いバイクが壊れるのを、

ロマンだけで全部許せるタイプでもない。笑

現行の装備でFXDLSにも欲しいものは?

じゃあ、

2026年FXLRSの装備で、

僕のFXDLSにも欲しいものは何か。

117 High Output?

倒立フォーク?

トラクションコントロール?

ライドモード?

TPMS?

うーん。

曇らないメーター。

これかな。笑

僕のFXDLS、

初回の洗車後にメーターが曇ったから。笑

もちろん、

電子制御があれば安全面では良いと思う。

でも、

わざわざFXDLSへ付けたいかと言われたら、

別にそこまでは求めていない。

僕がFXDLSへ求めている物は、

そっちじゃない。

どちらも「Low Rider S」なのは、構造ではなく思想が同じだから

ここまで、

違うところばっかり書いてきた。

でも、

じゃあなんで、

現行モデルにもLow Rider Sという名前が付いているのか。

僕は、

ここが一番面白いと思う。

構造は違う。

でも、

やろうとしていることは近い。

普通のLow Riderをベースに、

もっと黒く。

もっと力強く。

もっと走り寄りに。

高性能エンジン。

ダブルディスク。

スポーツ志向の足まわり。

ソロシート。

クラブスタイルやパフォーマンスクルーザーを意識した雰囲気。

つまり、

Low Riderを、その時代の技術で“もっと走れるS”にする。

これが共通している。

同じ構造だから、

同じLow Rider Sなんじゃない。

同じ思想を、その時代のハーレーで表現しているからLow Rider S。

そう考えると、

現行型がソフテイルになっても、

Low Rider Sという名前が残った理由は理解しやすい。

FXDXから続く「走れるダイナ」とも少し違う

前の記事では、

FXDXからFXDLSへ。ハーレー「走れるダイナ」の系譜

を書いた。

FXDXとFXDLSは、

正式な直接後継ではない。

でも、

走れるビッグツインという思想が重なって見える。

今回のFXLRSは、

もう少し関係が分かりやすい。

Harley-Davidson自身が、

ダイナLow Rider Sのスタイルと性能志向を意識して、

ソフテイル版Low Rider Sを作っている。

だから、

FXDLSからFXLRSへの流れは、

同じモデル名と思想を、別のプラットフォームへ移した

と考えると分かりやすい。

これから買うなら、FXDLSとFXLRSどっち?

これは、

何を欲しいかで変わる。

FXDLSが向いていると思う人

Twin Camが好き。

ダイナに乗りたい。

ラバーマウントの鼓動感が好き。

外側ツインショックが好き。

生産終了したダイナ最終期の特別感に魅力を感じる。

中古車探しや、

古くなっていく車両の維持も含めて楽しめる。

そういう人。

2026年FXLRSが向いていると思う人

新車で乗りたい。

最新の安全装備が欲しい。

絶対的な性能を重視する。

倒立フォークや高いバンク角が欲しい。

電子制御も積極的に使いたい。

Twin Camやダイナそのものへの強いこだわりはない。

そういう人。

どっちが上、

ではない。

欲しい物が違うだけ。

同じ値段でも、僕はFXDLSを選ぶ

2026年FXLRSとFXDLSを見比べながら、最新性能の高さは認めつつも、ラバーマウントやTwin Cam 110、外側ツインショックを持つダイナのFXDLSを選ぶ筆者の価値観を表した情景イラスト。

じゃあ、

状態の良いFXDLSと、

新車の2026年FXLRS。

もし同じ値段で、

どっちでも選んでいいと言われたら。

僕は、

迷わないと思う。

FXDLS。

理由を一言で言えば、

ダイナやから。

これで終わる。笑

Twin Cam 110。

ラバーマウント。

ダイナフレーム。

外側ツインショック。

ブラックアウト。

Magnum Goldのホイール。

もちろん全部好き。

でも、

一番は、

あのラバーマウントで動くエンジン。

現行FXLRSの方が、

性能は高いと思う。

安全装備も新しい。

バンク角もある。

新車で買える。

客観的に見れば、

合理的な部分はいっぱいある。

それでも、

僕が欲しいのは、

「一番性能の高いLow Rider S」

じゃない。

ダイナのLow Rider S。

そこは、

新しい技術では置き換えられない。

新しい方が優れていることと、自分に合うことは別

2026年FXLRSは、

Low Rider Sという名前を、

今の技術でかなり本気で作ったモデルだと思う。

見た目も好き。

性能もすごい。

むしろ、

クラブスタイルが好きで、

初めてLow Rider Sを買う人なら、

かなり魅力的な一台だと思う。

でも、

僕にとってFXDLSは、

単なる旧型ではない。

ダイナ。

Twin Cam。

ラバーマウント。

ツインショック。

そして、

Low Rider S。

僕がハーレーに欲しい物が、

全部同じ時代に重なった一台。

だから、

現行がどれだけ進化しても、

僕の答えはたぶん変わらない。

新しい方が優れている。

と、

新しい方が自分に合っている。

は別。

僕は、

FXDLSをハーレー人生の終着点として選んだ。

2026年のLow Rider Sを調べてみても、

やっぱりその気持ちは変わらなかった。

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この記事を書いた人

建設業で働きながら、ハーレー、釣り、仕事、暮らしの中で実際に経験したこと、試したこと、考えたことを記録しています。正解を押しつけるのではなく、自分なりのリアルな視点で発信するブログです。

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