1級土木施工管理技士の第一次検定。
僕は完全独学で受験して、自己採点では9割以上取れた。
本格的に勉強した期間は、試験前の1か月ちょっと。
平日の仕事終わり、子どもを寝かしつけてから1日平均2時間くらい。
休日は釣りに行きたいので、基本的には勉強しなかった。
そのあたりの全体的な勉強法については、以前、
1級土木施工管理技士の一次試験、独学1か月で自己採点9割超。僕がやった勉強法。
という記事にまとめた。
その中でも、勉強の中心にしていたのが、
過去問。
講習にも行っていない。
分厚い教科書を最初から読み込んだわけでもない。
ひたすら過去問をやった。
ただし、
答えの番号を覚えるような回し方ではない。
今回は、その過去問を実際に何年分、どういう順番で回したのかを書いてみる。
過去問は最低5年分。余裕を見るなら8年分
僕が使った問題集には、過去問が8年分くらい入っていた。
全部やった。
感覚としては、
最低でも5年分。できれば8年分。
このくらいはやった方がいいと思う。
もちろん、
「8年前の問題が今年そのまま出る」
みたいな単純な話ではない。
国家資格なので、そこまで甘くはない。
でも何年分もやっていると、
同じ論点。
同じ工法。
似たような文章。
数字や言葉だけを変えた問題。
そういうパターンがかなり見えてくる。
一般土木は、1日2時間で1年分くらい
僕の場合、
一般土木の過去問1年分を一通りやるのに、
だいたい2時間くらいだった。
つまり、
1日1年分。
8年分なら、約8日で1周できる。
もちろん、
人によって勉強スピードは違う。
でも、
「8年分もやるの大変そう」
と思うほどの量ではない。
1日2時間取れるなら、
一周目だけなら1週間ちょっとで終わる。
1周目は、問題集に答えを書かない
1周目では、
問題集に直接答えを書かなかった。
答えは別の紙に書く。
理由は単純。
2周目でもう一度、
ちゃんと問題として解きたいから。
最初から問題集に丸を付けてしまうと、
次に見た時に答えが分かってしまう。
だから1周目は、
できるだけ真っさらな状態を残す。
これを意識していた。
分からない言葉が出ても、その場では調べない
一周目で、
知らない工法。
聞いたことのない言葉。
意味が分からない単語。
当然、いっぱい出てくる。
でも僕は、
問題を解いている途中では、できるだけ調べなかった。
分からない言葉だけ覚えておいて、
答え合わせの時に調べる。
その方がいいと思っている。
問題を解いている途中でネット検索すると、
どの部分が分からなかったのか曖昧になる。
さらに、
調べている途中で次の問題の答えまで分かってしまうことがある。
だから、
まず全部解く。
そのあと答え合わせ。
そこで、
「これ何?」
と思ったものを、理解できるまで調べる。
僕はこの順番だった。
2周目は、普通に全部やる
2周目も、
間違えた問題だけではなく、基本的に全部やった。
ただし一周目をやっているので、
問題を見た時に、
「あ、これ前間違えたやつやな」
となる。
そこを意識しながら解く。
そして2周目からは、
問題集に直接書き込んだ。
答えではなく「どこが間違っているか」を書く
ここが一番大事だと思っている。
たとえば答えが3番だったとして、
問題集に、
「答え③」
だけ書いても意味がない。
僕は、
間違っている言葉に線を引く。
正しい内容を書き足す。
数字が違うなら正しい数字を書く。
条件が違うなら、
何がどう違うのかを問題文の横に書く。
つまり、
「この選択肢は、ここがおかしい」
という状態にしていく。
答え番号を覚えるのは論外
1級土木施工管理技士の第一次検定では、
4つの文章の中から、
正しいものや誤っているものを選ぶ問題が多い。
だから、
「この問題の答えは3番」
と覚えたくなる。
でも、それでは本番で通用しない。
過去問とまったく同じ4つの文章が並んで、
まったく同じ答えになるとは限らない。
実際には、
前回は正しかった文章の一部を変えて誤りにする。
前回は間違っていた部分を修正して正しい文章にする。
同じ論点でも、
正誤を入れ替えてくる。
だから、
答え番号ではなく、文章のどこが正しくて、どこが間違っているのかを覚える。
これが絶対に必要だと思う。
3周目は、解くというより流す
3周目は、
最初から全部を本番みたいに解き直したわけではない。
2周目で書き込んだ問題集を、
最初から最後まで流して見ていく。
時期は、
試験直前の1週間くらい。
この時に、
「この文章を次に変形するとしたら、どこを変えてくるかな」
という見方をしていた。
数字を変える。
条件を逆にする。
言葉を一つ入れ替える。
そんなことを考えながら見る。
僕は、
まともに4周も5周もしていない。
しっかり解いたのは2周。最後に1周流す。
このくらいだった。
専門土木は、分野を絞らない
専門土木は、
「自分が経験した分野だけやればいい」
と思うかもしれない。
僕は逆だと思う。
専門土木こそ、全部やった方がいい。
一般土木より、
過去問と似た問題が出る可能性が高いと感じた。
しかも本番は選択問題。
過去問で何度も見た内容を選んで、
まったく知らない問題は選ばなければいい。
だから、
「道路だけ」
「河川だけ」
みたいに最初から分野を絞る必要はないと思う。
専門土木は、完全理解じゃなくても戦える
専門土木には、
実務で見たこともない工法や、
難しそうな内容がたくさん出てくる。
全部を完璧に理解しようとしたら、
かなり時間がかかる。
でも第一次検定を通すという目的なら、
そこまで必要ないと思う。
もちろん、
何を言っているのか全く分からない状態ではダメ。
でも、
問題文の意味が理解できる程度。
そこまで持っていければ、
過去問ベースでかなり戦える。
僕自身、
専門土木はほぼ満点だった。
直前1週間は、専門土木を重点的に
試験直前に新しい教材へ手を出す必要はないと思う。
僕は、
直前1週間くらいで、
書き込み済みの過去問をもう一度全部流した。
特に専門土木は重点的に見た。
理由は、
過去問をやった分だけ点につながりやすいと感じていたから。
直前に新しい知識を大量に入れるより、
一度見た問題を確実に取れる状態にする。
僕ならそっちを優先する。
過去問だけで6割は十分狙えると思う
第一次検定は、
満点を取る試験ではない。
必要なのは合格点。
だから、
全部の範囲を完璧にしようとする必要もない。
僕個人の感覚では、
下手な講習へ行ったり、教科書的なテキストを何冊も買うより、まず過去問を徹底的にやった方がいい。
過去問をちゃんと理解しながら回せば、
第一次検定の6割は十分狙えると思っている。
独学全体の進め方や、僕が力学をどう割り切ったかについては、
1級土木施工管理技士の一次試験、独学1か月で自己採点9割超。僕がやった勉強法。
の方に詳しく書いている。
施工管理技士の一次なら、他の種目でも基本は同じだと思う
ここは、あくまで僕の経験からの話になる。
僕が実際に受験した施工管理技士は、
1級土木施工管理技士。
1級建設機械施工管理技士。
2級建設機械施工管理技士。
この3つだけ。
だから、
すべての施工管理技士試験で、この方法が必ず通用する
とは断定できない。
ただ、
少なくとも僕が受けた試験では、
過去問を徹底的にやる。
答え番号ではなく、
正しい理由と間違っている理由を理解する。
このやり方はかなり有効だった。
施工管理技士の第一次検定は、
種目が違っても、
過去問をベースに知識を積み上げるという基本戦略は、
かなり共通しているんじゃないかと思う。
僕なら、まず過去問を買う
これから1級土木施工管理技士の第一次検定を受けるとして、
僕なら、
高い講習を探す前に過去問集を買う。
最低5年分。
できれば8年分。
1周目は答えを書き込まず普通に解く。
分からない言葉は答え合わせで調べる。
2周目で、
どこが間違っているかまで問題集に書く。
直前の3周目は、
変形されるならどこかを考えながら全部流す。
特に専門土木はしっかり見る。
そして一番やったらあかんのは、
答えが何番だったかだけを覚えること。
覚えるなら、
なぜその文章が間違っているのか。
そこまで覚える。
僕はこのやり方で、
1級土木施工管理技士の第一次検定を完全独学で受験して、
自己採点9割以上だった。
少なくとも、
僕にはこのやり方が一番合っていた。

